子ども将棋教室日誌

1月12日(土)参加者6名 講師3名

<本日のメニュー>
1 歩の手筋を覚えよう
2 子ども同士対局、指導対局
3 級位認定問題にチャレンジ!


歩の手筋問題に集中して取り組む子ども達。

 教室では、はじめに練習問題に取り組みます。今日のテーマは歩の手筋。
 1問だけ紹介します。

 答えがわかったら、プリントに正解を符号で書き込んでいきます。
 頭で考えたことは、きちんと紙に書くことで、より確かな力になります。
 また書くことで将棋の符号に慣れることもできます。
 頭で考えてわからないときは、盤駒を使って問題の局面を作り、
答えを考えます。
 このような作業の繰り返しが、大きな力になると考えています。

ちなみに上の問題の正解は▲2四歩▽同歩▲2五歩!
継ぎ歩の手筋です。以下、▽同歩▲同飛▽4四銀▲2四歩で2筋を突破できます。
全部で16問の問題をやりました。
今日勉強したことを確実に身につけるためには復習が大切。
プリントをちらっと見るだけでも全然違います。復習をしっかりやりましょう。

子ども同士の対局から。
先手O君(4級)-後手F君(8級)

後手の四間飛車に対して、一瞬の隙を突き角交換から飛車を成り込んだ先手が優勢。
しかし、後手も▽6五角と勝負手を繰り出す。先手の応手は…

▲5六角?!▽2一角▲4六歩▽2八歩▲1七桂▽2九歩成
▲同角▽3九飛▲6八玉▽2九飛成


あっという間に先手二枚落ち(笑)
当教室一番の実力者O君でさえも、角の利きを見落としてしまいました。
盤面を広く見渡して確認してから指す習慣をつけなければいけません。
ちなみに、1図では▲1一龍▽4七銀不成▲同銀▽同角成▲4九香▽4六歩くらいで先手良し?

それにしても、F君の▽6五角は、苦しいながらも局面を難しくする素晴らしい一手でした。
この手だけなら上級レベルといっていいかもしれません。これからが楽しみです。
なお、この将棋はここから大熱戦となり、相入玉、点数勝負で先手が勝ちました…。O君の執念恐るべし。

上の対局も含めて、今日の将棋全般に言えることを一つだけ。

戦いの前に、玉をしっかり囲いましょう。

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