子ども将棋教室日誌

2月9日(土)参加者8名 講師3名

<本日のメニュー>
1 桂の手筋を覚えよう
2 級位認定問題にチャレンジ!
3 子ども同士対局、指導対局


桂の手筋問題の答え合わせ中。

 今日は最初に桂の手筋について学習しました。
桂の動きは、将棋の駒の中でも特殊です。
桂の使い方をマスターすると、多彩な攻めが可能になります。


▲3四桂で王手角取り。桂を持つと、駒得のチャンスが増えます。
持ち駒に桂が入ったら、こんな形がないか探してみよう。

今日1番の難問。

桂一枚で固い矢倉を崩してしまうことができます。

▲3五桂△3四金▲2三桂成!△同金▲3五歩

△3四歩のない矢倉は3五の地点が急所になります。
金をナナメに吊り出してから、歩を入手し、3五歩!
金桂交換の駒得に成功しました。
先に桂を損しても、後から金が取れるのです。
「損して得とれ」
こちらも覚えておきましょう。

級位認定問題は、次の1手3題と詰将棋1題の計4題。
全問正解すれば、見事昇級となります。
今日、ついに7級合格者が2名。
F君、T君、おめでとうございます。
F君は、例会の手合いがきつくなりますが、がんばってください(笑)

この日の指導対局から。確かこんな図。間違ってたらごめんなさい。

下手O君(4級)-管理人(初段)飛車落ち

上手が押し込んでいるように見えるが、玉が薄くまだまだ難しいと思っていたら…
以下、三手で急転直下。

▲2三と △2七歩 ▲7五銀


▲23と、は二つの意味で悪手。
①と金が相手玉から離れた。
②△2七歩が生じた。

1図の前にどこかで4三とを入れるチャンスはありました。
これならこちらも相当怖い。
敵陣の歩を取るときには、相手に新たな攻め筋が生じないように気をつけなければなりません。
3〜5筋の歩を取ってしまったために、垂れ歩を食らって負けた、ということが
平手の居飛車-振り飛車戦では、よくあります。

▲7五銀、同歩なら▲7四桂、角筋を通す狙いだが、もちろん△2八銀成。
以下、▲同飛車△4七歩成▲2五飛△4八と…で上手勝ち。

あれ、今見たら、第1図、▲8六桂でいいんじゃないの?
そういえば、桂馬の手筋問題、今日勉強したはずだけど(笑)

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